サンティアゴ・シエラ

Santiago Sierra

Santiago Sierra

目次

作家紹介

サンティアゴ・シエラ/ Santiago Sierra(1966-)
スペイン生まれ。ルッカマドリッド在住。

作家は、作品を制作する際に一般の人々を募り、その人々に課した労働に対する報酬という経済原則の一つをかたどったパフォーマンスや、それを記録した白黒写真を通じて、社会の隠された権力構造を露にする。今回は「No Global Tour」シリーズの一環として、《NO》という巨大なアルファベットの看板をトラックの荷台に搭載し、まちなかに駐車するという作品を出品する。

http://aichitriennale.jp/2010/artists/contemporary-arts/santiago-sierra.html

ミニマル/コンセプチュアルアートの手法を背景に、資本主義社会や日常に内在する権力や階級のヒエラルキーについて探求する作品を世界各地で展開している。シエラは、貨幣交換や労働搾取をテーマに、社会的弱者を雇って無意味なことをさせるパフォーマンスなど、観客にモラルや正当性を問う緊張感を持った作品を発表し続けている。

http://www.echigo-tsumari.jp/artist/santiago_sierra

作品紹介

《line tattooed on 4 people》(2000)

f:id:az13:20180531024909j:plain http://www.tate.org.uk/art/artworks/sierra-160-cm-line-tattooed-on-4-people-el-gallo-arte-contemporaneo-salamanca-spain-t11852
ヤク中の娼婦たちにヘロイン一回分の報酬で、背中につながった合計160cmのタトゥーを彫る。

《Laborers who cannot be paid, remunerated to remain in the interior of carbon boxes》(2000)

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Workers who cannot be paid, remunerated to remain inside cardboard boxes

亡命者に一日4時間6週間ダンボール箱の中に入ってもらい少ない謝礼を与えることで、彼らの置かれた状況を表現する。

《120 hours of continuos reading of a telephone book》(2004)

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Santiago Sierra

パレスチナ人しか載っていない電話帳をアラブ語のまま120時間読み続け、イスラエルでのパレスチナ人の声がいかに外に届かないかを表現する。

Santiago Sierra: Mea Culpa

Santiago Sierra: Mea Culpa

Santiago Sierra: Works 2002-1990

Santiago Sierra: Works 2002-1990